プロジェクトマネージャ試験の勉強法まとめ午後1対策
プロジェクトマネージャ試験の勉強法まとめ 午後1対策
勉強テクニック 午後1
チェックリストの暗記方法
まずは、プロマネとしての必勝パターンを暗記することが合格のコツと書いたが、その暗記方法について。覚えられればどんな暗記法でもいいが、こんな方法もあるので検討してみてほしい。
例えば進捗遅れの事後対策の場合。
- 進捗遅れの事後対策(7種類)
- 本番稼働開始時期の見直し
- 部分稼働
- スペックダウン
- スケジュールの見直し
- 追加要員の投入
- 進捗確認の強化
- 作業環境改善
これを暗記するわけだけど、これを丸暗記するのは大変だ。そのために問題用紙を自分で作成すると覚えやすい。
例えば、以下のように問題を作る。
- 進捗遅れの事後対策(7種類)
- 進捗管理の主要ツール(3種類)
- 進捗管理指標(8種類)
これをみて上から順番に種類の数だけ解答をつぶやけるかチェックするというものだ。こうするとヒントがあるので比較的に簡単に覚えられるので試してみてほしい。
時間を計測する
午後1問題演習時には必ず時間を計測して演習することにしよう。このとき問題を選択するところから初めて、実際に解答し終わるまで90分以内で行うことが望ましい。こうすることで体に試験時間の感覚を覚えさせることができる。
しかし時間のない人もいると思うので、そういう人は90分で2問出題のケースならば、1問35分を目安に解答できるようにしておこう。90分で3問のケースでは1問25分を目安に解答するようにしよう。
問題は印刷する
問題や解答用紙はできるかぎり印刷して解答するようにしよう。試験中には問題文を行き来して確認するためPDF上だとみにくいし解答に時間がかかってしまう。これでは時間を計測して演習する意味がなくなってしまう。また問題用紙に実際にアンダーラインを引いたりチェックすることができないので、印刷することをおすすめしたい。
解答用紙も印刷しておくと、実際の解答文字数をマス目に当てはめて検討できるし、ごくまれに解答用紙をみて初めて解答方法がわかったりする場合もあるので、問題と解答用紙は必ず印刷して解答しよう。
間違った問題の復習方法
間違ってしまったケースは、以下の3つのケースが考えられる。
- 間違ってしまった3パターンのケース
- 知識がなかった
- 問題文のヒントに気がつけなかった
- 問題文のヒントの選択を間違った
「知識が無い」というのは、例えば穴埋め問題のように知識の有無を問われているのだが、その知識がなく答えられなかったケースだ。これは覚えていなかったので仕方が無い。もう一度それらの技術などについて再確認するようにしておこう。
「ヒントに気がつけなかった」というのは問題文にヒントがあるのだが、その存在に気がつけなかったパターンだ。主に流し読みしてしまった場合に起こりやすい。そのヒントとなった文章にアンダーラインを引いて問題文を読み直し、なぜ自分はそのヒントに気がつけなかったのか再確認をしておこう。
「ヒントの選択を間違った」というのは、ヒントには気がついていたが、間違って違うヒントを選択してしまったパターンだ。様々な条件から正解となるヒントを選択するのだが、その条件を総合的に判断できず誤ったヒントを選択してしまうことも多い。そのため、正解の手がかりとなる問題文のヒントと、自分が正解だと思った問題文のヒントの両方にアンダーラインを引いて、なぜ自分が間違ったヒントを選択してしまったのかを考えるようにしよう。
午後1の解答のポイントは、自分がプロマネになったと仮定し、問題文に記述されているプロジェクトで優先的に対処しなければならないことは何で、それは何が原因で発生していて、その原因を修正するために何をすべきで、そして修正方法としてどのようなことが考えられるのか、まるでアドバイザーにでもなった気分で問題を読み、質問に対して答えていくようなイメージで解いていくといいと思う。
解答テクニック 午後1
問題文へのマーキングの方法
みよちゃん本では、プロジェクトにとってプラスの文章にはアンダーラインを引いた上で欄外に○+(○の中に+のマーク)、マイナスの文章には○-、プロジェクトマネージャには○PMマークなどをつけるように推奨されていたけど、自分はそれをもう一歩進めたマーキングをお勧めしたいと思う。
具体的なマーキングはこんな感じ。
- 主人公となるプロジェクトマネージャの名前にアンダーラインをひいて○PM(○の中にPMの文字)のマーク
- 前提条件となる文章に○前のマーク
- 怪しい文章に○怪のマーク
- 意味がよくわからない文章に○?のマーク
- プロジェクトにとって明らかにプラスとなる文章に○+のマーク
- プロジェクトにとって明らかにマイナスとなる文章に○-のマーク
さらに、マークは以下の方針に従ってマーキングする。
- プロジェクトにマイナスとなる文章には、右側の欄外に記述する 例:○-マーク
- プロジェクトにプラスとなる文章には、左側の欄外に記述する 例:○+マーク
どういうところにマーキングすればいいかは、午後1の問題を解いてみるとなんとなくわかってくる。で、怪しいと思ったらマーキングをする。具体的にはこんな感じ。
- 主人公となるプロジェクトマネージャの名前にアンダーラインをひいて○PM(○の中にPMの文字)のマーク
- これはプロジェクトマネージャは○○氏みたいにかいてあるから確実にマークする→文章の左側欄外
- 前提条件となる文章に○前のマーク
- 納期、コスト、仕様に関する前提条件。例えば顧客の都合で納期は絶対とか、レスポンス時間は1秒以内とかの前提条件→文章の右側欄外
- 怪しい文章に○怪のマーク
- 顧客企業の上位管理者が顔見知りでよろしくと言っているとか、担当者が繁忙とか、先に開発環境を構築とかいかにもなところ→文章の左側欄外
- 意味がよくわからない文章に○?のマーク
- ユーザからの指摘を受けていきなり変更してしまったとか、通常だったらあり得ない対応をしているところ→文章の右側欄外
- プロジェクトにとって明らかにプラスとなる文章に○+のマーク
- 経験豊富な要員を配置したとか、事情がかわったら再見積できる契約とかプロジェクトにとってプラスのところ→文章の左側欄外
- プロジェクトにとって明らかにマイナスとなる文章に○-のマーク
- 経験の少ない要員とか、新しい技術を採用したとかマイナスになる部分→文章の右側欄外
という感じでマーキングをする。
で、もしプロジェクトにとってプラスになる理由を探している場合には、左欄外のマークを探せばいい。マイナスになる理由を探している場合は右欄外のマークを探せばいい。これが右側と左側に別々に○マークをする理由。あまりにたくさんマーキングすると紛らわしいけど、プロジェクトにプラスになるアンダーラインへのマーキングへは左側、マイナスになるマーキングは右側にすることによって探しやすくなる。
設問へもマーキングしよう
忘れがちなのが設問へのマーキング。
問題文も大事だけど設問も大事。設問に記述されている条件は問答無用に適用され、問題文からの選択範囲を大幅に削減できるからだ。
例えば問題文に、「▼▼という施策を実施したとき、○○において、どんな問題が発生すると想像されるか」とあったとする。このとき▼▼という施策の実施で様々な問題が発生するけども、特に「○○において」はどんなことがあるか?と聞いていることになる。
これは「▼▼を実施すると複数の問題が発生することが考えられるけど、その中で○○に限定したら答えは限られますよ?」ということを意味している事が多い。この「○○において」を見落としてしまうと解答を絞りきれなくなって誤答してしまうことになる。
従って問題文にも積極にマーキングして見落としがないようにしておこう。
- 最終更新:2017-12-29 14:50:26