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ネットワークスペシャリスト試験の勉強法まとめ
はじめに
 ネットワークスペシャリスト試験に合格するための勉強方法、お勧め参考書、お勧め参考書、勉強テクニック、解答のコツなどを紹介。
目次
ネットワークスペシャリスト試験とは
概要
 主にネットワークに関連する能力が問われる試験。ネットワークシステムを企画、要件定義、開発、運用、保守など全般に関しての知識が問われる試験。具体的には下記のような能力が問われる。
  • ネットワーク管理者として,情報システム基盤であるネットワーク資源を管理する。
  • ネットワークシステムに対する要求を分析し、効率性、信頼性、安全性を考慮した企画、要件定義、開発、運用、保守を行う。
  • 情報システムの企画、要件定義、開発、運用、保守において、ネットワーク関連の技術支援を行う。
難易度
 ネットワークスペシャリスト試験(NW試験)はあらゆるコンピュータなどのIT技術者試験のなかでも難易度が高い試験と言われている。いきなりこの試験を目指すのは難しいと思うので、少なくとも応用情報技術者試験程度は合格してから望むのがいいだろう。
試験傾向
 比較的、出題分野が広く深いので、高度試験の中でも学習量が多い試験である。基礎的な内容を理解していれば、ある程度は解答できるような問題にはなっているが、非常に専門的と思われる出題があったりもする。そのため自分の苦手分野や、業務で扱っていない分野が出題されると、ほとんど解答できないなどという可能性もある。
 そのためネットワークの基礎をしっかりと学習し、より多くの過去問を解いて様々なテクノロジについての仕組みを理解することが重要になる。
お勧め参考書
参考書の種類について
 ネットワークスペシャリスト試験(NW試験)対策に利用できる参考書をいろいろみてみると以下の4種類にわかれると思う。
  • TCP/IP解説書 TCP/IPの技術の説明に特化した本。NW試験とは無関係な技術書
  • NW試験の学習用参考書 様々な技術等が辞書的に記述されている。技術の解説に割く割合が多く過去問解説は少ない
  • NW試験のテクニック本 問題を解くためのテクニックの解説が多く、過去問解説も多い
  • NW試験の過去問解説本 過去問解説のみに特化した本
 TCP/IP解説書は、NW試験とは無関係なTCP/IPそのものに関する技術書である。試験のテクニックや過去問解説は一切無い。そのかわりネットワークに関しての説明については非常に詳しく記述されており、読みやすく理解しやすいものとなっている。
 NW試験用の学習用参考書は、主にNW試験で出題されるテクノロジを解説することをメインに、さらに数年分の過去問解説が記述されている参考書である。だが説明は辞書的に箇条書きになっていることが多く、NW試験は範囲が広く深いためページ数の都合上どしても簡略化した説明が多くなってしまうのが特徴である。
 NW試験のテクニック本はテクノロジの技術を最小減にし、解き方のテクニック掲載や過去問解説がメインとなっている本である。
 そして過去問解説本は、文字通り過去問の解説に特化した本で過去問解説だけが記述されている。
 参考書とテクニック用の区別がわかりにくいと思うが、過去問解説と技術解説の割合で決まってくると考えるとわかりやすい。過去問解説が少なくテクノロジを説明しているページが多ければおおいほど学習用向けの参考書と言える。過去問解説が多ければおおいほどテクニック本と言えるだろう。そして、過去問解説しかないものが過去問解説本ということになる。
 では、どの種類の参考書がおすすめなのか紹介していこう。
おすすめの参考書
TCP/IPの解説書
 ネットワークの業務経験が無い人、ネットワークに関する知識が無い人は、まずはTCP/IPの解説書を利用してネットワークに関する基礎知識から学習するのがお勧め。NW試験用の参考書でもいいが、NWの知識は幅広く深いため、どうしても説明が簡略化されたものになってしまう。しかし専門書は、それ専門に記述されているため、より詳しく理解しやすいものとなっている。そのため、基礎から学習する人には専門書を利用して学習することをお勧めする。
 ネットワークの技術書はいろいろあるが、やはり専門書が確実だ。そしてTCP/IP解説書の鉄板はこのマスタリングTCP/IPだ。これはTCP/IPの解説書として定番であり評価も一定レベルをクリアしている。基礎から学習する人はぜひ購入したい一冊だ。
 しかしこれらの本は自分との相性もあるため、実際に書店で中身をみて、自分と相性のよさそうな解説本があったらそれを購入するのもいいだろう。
  • TCP/IPの基礎から学習したい人にお勧め
  • ネットワーク技術者が最初に読む解説本としても利用されている
おすすめTCP/IPの解説書
ネットワークスペシャリスト試験テクニック本
 NW試験を受験する人が絶対に購入すべき参考書がテクニック用の参考書だ。テクニック用参考書は過去問解説も豊富であるし、解答するためのテクニックがわかりやすく記述されている。
 合格するためには基本的な知識だけでなく、試験の特性や過去問によって出題傾向を理解することも重要なのでテクニック本は必ず購入するようにしよう。
 そして、テクニック本で鉄板なのは、情報処理教科書だ。
 この情報処理教科書は、二つの点で優れている。
 一つは過去問解説が豊富であること。なんと過去9年分(wiki執筆時点)の過去問解説が掲載されている。しかも、その解説は試験1年分で100ページ以上にもわたって詳細に記述されている(ただしwebからのPDFダウンロードとなっている)。そのため過去問解説集としても利用できる。
 二つ目はテクノロジに関する解説も豊富であることだ。こちらもPDFのダウンロードになるが、基本的なテクノロジについての解説が約200ページ以上ある。また書籍には300ページものテクノロジに関する解説があるため試験に頻出する技術はほぼ網羅されており試験対策用の参考書としても利用できる。
 以上のように情報処理教科書はテクニック本でありながら、過去問解説も非常に詳細で収録年数が多く、技術解説に関しても一定レベル量をクリアしている。
 そのため基礎から学習する人は頻出技術の学習に利用できるし、業務経験者はうろ覚えな技術の再確認のための辞書代わりにもできる。さらに試験対策のテクニックも得ることができ、過去問演習時の過去問解説集としても利用できるというすべての人にお勧めできる参考書だ。
  • 技術解説、過去問解説、テクニック集とすべてが詰まったオールマイティ本
  • NW試験を受ける人は必ず購入したい
おすすめNW試験のテクニック本
ネットワークスペシャリスト試験の過去問解説本
 NW試験で出題された問題に対して、詳細に出題意図や技術に関する解説をしてくれる本が過去問解説本である。
 他の試験分野にも過去問解説本はあるが、NW試験の過去問解説本は非常に重要である。なぜかというとネットワークの技術は非常に様々な技術の集合体であるため、簡略化した解説だとその本質的な部分が見えにくいことが多いからだ。過去問解説本は過去の問題に対して詳細に説明してくれるので、NW試験においては本はかなり有用である。
 この過去問解説本でお勧めなのは通称「ネスペ本」である。
 この本はある年度の過去問解説に特化した本である。そのため極めて基本から丁寧に、初心者にもわかりやすく記述されている。また対話形式で記述されており、読んでいても飽きないよう工夫されていることもお勧めできる理由だ。
 しかも、問題の解き方についても一つ一つ懇切丁寧に記述されている。その解き方を読むと、NW試験の基本的な解き方や取り組み方についても理解できるようになる。解き方が理解できると、基礎知識さえあれば解き方を応用して解答できるので、NW試験の解き方の基本を習得できるという意味でもお勧めだ。
 過去問を演習してもなんとなく解き方が身につかないと感じる人、すっきりしない人、もっと根本的な部分から知りたい人などはこの本を購入して読んでみることをおすすめしたい。特に問題に対してどのようなアプローチをしているかを意識しながら読むとかなり得点力がUPするだろう。
 ただし問題がある。ネスペ本は解説が詳しいが、そのかわり1冊で1年度分の解説しか収録されていないことである。つまり3年分も過去問解説が欲しいとなると3冊を購入しなければならなくなり、購入金額も相当なものになってしまう。
 従って、例えば該当する年度の問題文を読んでみて苦手と感じた年度を購入するとか、自分が苦手なテクノロジが記載されている年度を購入するなど工夫して購入するようにしよう。
 ネスペ本は非常に詳しい説明があるので、午後1の解説も役に立つ。午後1と午後2を合計すると5分野の詳しい解説が手に入ることになるので、おおむね2年分購入すれば非常に役立つと言えると思う。どの年度に自分の苦手とするテクノロジが収録されているかなどを調査して購入するようにしよう。
  • 過去問解説が非常に丁寧で詳しい
  • 伸び悩んでいる人、得点力をUPしたい人、もっと基礎から知りたい人にお勧め
おすすめNW試験の過去問解説本
勉強方法の考え方
コース概略
 ネットワークスペシャリスト試験(NW試験)は高度試験であるので、まずは最低限でも基本情報技術者試験に合格できる程度の知識が必要になる。この知識がないと午前1をクリアできないので、まずは基本情報を合格できる程度の知識を、可能ならば応用情報に合格できる程度の知識を得るのが望ましい。
 当wikiでは、以下の3コースのいずれかで勉強することをおすすめしたい。
オススメコース1-基礎からコース-
 基本情報、応用情報の知識はあるけど、ネットワークに関する知識や実務経験がまったく無い人にお勧め。このコースはネットワークに関する基礎から勉強する必要がある。ネットワークの仕組みを学習するところから始まると思うので、下記に記述する勉強方法のSTEP1から初めてしっかりとした知識を身につけることが望ましい。
オススメコース2-過去問コース-
 試験までの期間が短い人、勉強する時間がない人、業務でデータベースの構築経験がある人はこのコース。
 時間的に余裕の無い人はこのコースを選択するしかない。また、すでに業務経験がありネットワークに関する経験がある人も、およそこのコースで十分だと考えられる。下記の勉強方法のSTEP3から開始しよう。
参考書の選び方
基礎からコース
 基礎からコースはネットワークに関する知識に乏しい人が基礎から学習するコースだ。
 NW試験では様々なテクノロジが出題されるが、TCP/IPの基礎を理解していると解きやすい構成になっていることがおおい。また、知識の下地があるとその知識から類推することができるので得点力も高まる。
 基礎からコースで学習する人にお勧めするのは、以下の参考書だ。
 これらの3つの参考書があれば、ネットワークの基礎、解答のテクニックの学習、過去問の詳細な解説による応用力の向上が期待できる。
過去問コース
 過去問コースの人はすでに一定の知識があると考えられるため、TCP/IPの解説書のようなものは不要だろう。だが人によっては過去問の詳しい解説本があったほうが理解しやすいかもしれない。
 過去問コースで学習する人にお勧めするのは、以下の参考書だ。
勉強方法
基本的な流れ
 基礎からコースの人はSTEP1の基礎学習から、過去問コースの人はSTEP3から初めていこう。
STEP1 基礎学習 TCP/IPの学習
 ネットワークについての基礎を学習するのがSTEP1だ。
 しかしネットワークといっても範囲が広い。なのでまずは基本のTCP/IPの基礎と、それ以外の様々な技術について別々に学習したほうがいいだろう。
 具体的にはこのようになる。
 ネットワークでは各技術を実現するベースがあって、それを応用して様々な技術が実現されている。ベースとなる技術はトランスポート層以下のTCP/IP等が該当する。従ってまずはTCP/IPについて学習し基礎知識を得るようにしよう。
 これらはマスタリングTCP/IPを読んで学習する。またはネットで無償で公開してくれている「3分間ネットワーキング」を熟読する方法ほでもいいだろう。
 基礎が学習できたかどうかの目安としては、以下の項目が理解できたかどうかを判断の目安にして欲しい。
  • ARPテーブル、MACアドレステーブルの違いが答えられる
  • ルーティングテーブルがある機器を答えられる
  • PC(グローバルIP)→①→L2SW→②→ルータ(NAT変換)→③→L2SW→④→PC(ローカルIP)という経路があるとき、それぞれ①②③④の地点でのパケットの送信元IPアドレス、送信元MACアドレス、宛先IPアドレス、宛先MACアドレスを答えられる
 最初からすべて理解するのは無理なので、なんとなく覚えておき過去問を解きながら疑問に思ったら再び知識を深めるようにしよう。最初からしっかり学習しようとするとつまづくこともあるので丸暗記というようなことは避けること。ある程度理解したら次に進もう。
STEP2 頻出技術の学習
 基礎が学習ができたから、試験によく出題される技術についての学習だ。
  • VPN、VLAN、仮想化技術、各種冗長化手法、運用保守などの技術の学習
 NW試験ではSTEP1のTCP/IPの知識を習得しただけでは合格することは難しい。それぞれの機器の冗長化手法や仮想化技術、SIPやIP-PBXなどについての知識も学習しておく必要がある。この部分についてはNW試験用の参考書を利用して学習していく。
 こちらも最初からすべて理解するのは無理だと思うので、最初はなんとなく理解しておき、過去問演習で疑問に思う部分がでてきたら再び参考書を読んで知識を深めるようにしよう。
STEP3 午前2演習
 午前2の演習は過去問を解いていく。過去8年分程度を解いていけば、午前2は同じ問題が繰り返し出題されるため最後の年度を解く頃には8割以上得点できていると思う。
 わからない問題については、意味のわからない設問の内容も含めて参考書を参考して学習するようにいこう。
 何年度分か解いて8割以上を継続して解けるようになったらstep4に進もう。
STEP4 午後1演習と午後2演習
 こちらも過去問を解いていくのだが、まず過去問を解く前に情報処理教科書の「攻略方法」を読んでテクニックを身につけておこう。過去問は可能ならより多くの問題を2周したほうが望ましいが、時間がないようであれば過去4年分を2周しよう。
 問題を解いたら、答え合わせをして過去問解説を読み、どこで自分が間違ってしまったのか、わからないテクノロジは何かを整理しておき、参考書で該当部分の知識を深めるようにしよう。
 最初は午後1ですら難しいと感じることもあるが、なぜか午後2の演習の終わり頃には午後1が簡単に感じるようになっているはずだ。自分の知識が増えているという証拠なので自信を持って学習をすすめていこう。
 過去問の学習順序は、午後1→午後2→午後1二週目→午後2二週目が望ましい。それぞれ間に挟むことで一週目の解答を忘れることができるので効率よく学習できるからだ。
勉強テクニック 午後1&午後2
出題傾向
 情報処理技術者試験では、例えば、「問3は必ずハードウェアに関する問題がでる」といった傾向がある場合があるが、残念ながらNW試験ではそのような傾向はあまりない。ただ一つだけ言えるのは、午後2に関しては問2が比較的先進性の強い最新の技術を題材にしているという印象だ。
 従ってどのような技術に関しても、しっかりと答えられるように準備をしておく必要がある。ただし、どうしても苦手な分野があり、学習時間がない場合にはそのような分野についてはパスしてしまうということが必要になる場合もあるだろう。そういう場合は、仮に出題されると不利になるわけだが、そのリスクは受容して他の得意な分野に資源を投下するのも仕方がないだろう。
基礎の学習が大事
 ネットワークは基本的にTCP/IPをベースにしている。そのため、それらを実現しているトランスポート層、ネットワーク層、データリンク層に関する仕組みを理解することはとても重要だ。この基礎がしっかり身についていないと、どれだけ勉強しても、応用的な技術がなぜ実現できるのか理解できないからである。
 またNW試験では、最新の技術が出題されることもあるが問題文中には様々な説明が記述されており、ネットワークの基礎が理解できていれば解答できるような問題が多い。
 従ってネットワークの基本中の基本ともいえるTCP/IPや、そのルーティングの基本について学習するようにしよう。
 具体的にはマスタリングTCP/IPといった技術書やネットで無償で公開してくれるている3分間ネットワーキング等を読んでネットワークの基本について学習していこう。例えば、あるグローバルIPに接続しにいくのに、どのような過程を経て通信しているのか、そしてそれに必要な各種のプロトコルなどを学習するようにしよう。
 例えば、以下のような流れを理解できるように勉強していこう。
  • PC(ローカルIP)→L2SW→ルータ(NAT)→L2SW→サーバ(グローバルIP)へ接続する流れを理解できるようにする
    • グローバルIPへ接続しようと思ったPCはどの機器にパケットを送信しようとするのか
    • そのパケットを送信しようとする機器のIPアドレスはどのように取得するのか
    • その機器のMACアドレスはどのように取得するのか
    • その機器はLAN機器のどのポートに接続されているとわかるのか
頻出分野を抑える
 NW試験では、過去に出題された技術が再び出題されることも多い。そのため、ある程度の分野については、その技術に慣れていることが必要だ。
 下記に頻出分野を挙げておくので、必ず理解するようにしておこう。なお、それ以前にTCP/IPの基礎については必須なので必ず理解するようにしておこう。
 これらの説明は情報処理教科書にも掲載されているので、そちらで確認するのがいいだろう。
  • スパニングツリー
  • VLAN
  • VRRP
  • 負荷分散の仕組み
  • LBの冗長化
  • FWの冗長化
  • サーバの冗長化
  • L3SWの冗長化
  • 経路の冗長化
  • チーミング
  • スタック接続
  • リンクアグリゲーション
  • SIP
  • IPsec
  • IP-PBX
  • 仮想化技術
  • クライアント認証
  • マルチキャストを使用したアプリケーション
問題は印刷する
 午後1と午後2の学習をするにあたって、必ず問題文と解答用紙を印刷しておくようにしよう。NW試験では図と問題文を行ったり来たりして確認しながら読み進めることが重要になるが、それはPDFの閲覧では難しい。また図にメモをしたいこともあるがPDFでは簡単にメモすることができない。
 そのため過去問は両面印刷しておいて実際に解答することが望ましい。また情報処理教科書を購入するとダウンロードできるPDFに解答シートのPDFもある。こちらは印字する必要はないが、PCで表示させつつ解答するようにしよう。設問によっては解答用紙をみないと、どのように解答すればいいかわからない問題もあるからだ。
過去問は最低で4年分、2周行う
 NW試験では午後1は3問、午後2で2問出題されるので1年分で5分野の技術が出題される(分野が重なることもある)。NW試験は範囲が広いが4年分学習すれば合計で30問になるため、30問を集中して学習すれば頻出する技術のほとんどを学習することができる。従って時間がない場合は最低でも過去4年分を解くようにしよう。
 解いてわからなかった技術などについては、その都度確実に学習すること。
 勉強は午後1→午後2→午後1(2周目)→午後2(2周目)の順番が望ましい。こうすると過去の問題を忘れてしまうため、また新たに過去問を解くことができるからである。
間違った問題の復習方法
 間違った問題に関してはかならず復習しよう。間違った理由としては以下の2種類にわかれる
  • その技術を知らなかった
  • 設問中のヒントに気づくことができなかった
 技術を知らなかったのは仕方がない。なので知らなかった技術については確実に学習して覚えるようにしておこう。
 設問中のヒントに気がつかなかった場合は、設問中のヒントにアンダーラインを引いて、自分がなんでそのヒントに気がつかなかったのかを考えて学習していこう。
最新の技術の学習
 今後出題されそうな技術の筆頭がIPv6だ。IPv6については是非とも抑えておこう。また出題されそうな最新技術については、情報処理教科書にも記述されているので、そちらを読みながら理解するようにしておこう。
 ほとんどは基本の知識があれば解答できるように作れられるはずだが、やはりそれらの知識を知っているのと知らないのとでは前提が異なってくるので、余力があれば最新技術についても学習するようにしておこう。
解答テクニック 午後1&午後2
問題文の構成
 問題文では、話題ごとに「章」が設定されている。問題文中にある「[現在のネットワーク構成]」などの記述がそれだ。設問はその章単位に出題されており、おおむねそこまで読んだ章の内容で解答できるようになっている。
 問題文を最初から最後まで読むと最初のほうは忘れてしまうので、その設問の「章」ごとに解答することが望ましい。しかし、今までほとんど、その章まで読んで解答できる内容であるが、過去に一度だけその問いの後に記述されている内容が解答のヒントとして出題されていたことがある。そのためわからなかった場合には無理に埋めることはせず、空白にしておき、最後まで解いてから考え直すようにしよう。
時間配分と問題選択の方法
 午後1は90分、午後2は120分が解答時間だ。午後1は90分で2問、午後2は120分で1問を解くことになる。
 午後1は最初の10分を問題選択の時間に割り当てよう。一通り問題を読んで、どの2問を選択するかを決定する。そして、1問35分で解く。残りの10分で全体的な見直しをするようにしよう。1問で35分以上経過したら、とにかく次の問題へ進むこと。仮にできが悪くても二つ目の問いで満点を取れば50点以上になるはずなので、諦めずに次の問題へ進もう。
 午後2は比較的解答に余裕がある。試験終了30分前には一通りに解答が終わっているはずだ。そのため午後2は最初の10分を問題選択を決める時間に割り当てよう。そして残りの1時間30分を問題の解答時間に割り当てよう。残りの20分を見直しの時間にしよう。問題を解いているうちに難しいなと感じたら、他方の問題に選択し直すのもいいだろう。しかし残り時間が1時間程度になっていたらもう時間に余裕がないので最初に選択した問題をなんとか解答するようにしよう。
 また午後1、午後2とも穴埋め問題を埋められるかどうかで問題を決めないほうがいい。午後1では穴埋め問題は20点以内、午後2では15点以内であることが多い。むしろ穴埋め問題以外がどれだけ埋められそうかという視点で問題を選択するようにしよう。 
ネットワークの通信の流れを一つ一つ追っていく
 問題文にはネットワーク構成図が表示されていることが多い。問題文とネットワーク構成図を見比べながら、それぞれどのような経路をたどって目的の機器までたどりつくのか一つ一つ確認していくことが重要だ。
 例えば、Webサーバがあり、それを利用するPCがあり、L3SWなどを経由して接続されている場合、PCはどの機器をデフォルトゲートとし、L3SWやL2SWはどの経路を通過し、そしてサーバまで到達するかを機器ごとに一つ一つ確認していくことが重要である。
 また冗長化されている場合には、それぞれ主系が壊れた場合には、どのようなルートをたどって通信が行われるかも確認しておくことが重要だ。
 またVLANについても、どのようなLAN構成になっているのか図にメモしながら理解するようにしておくことが重要だ。
 こうすることで、そのネットワークが実際にどのように機能しているか理解できるようになる。そうすると何かトラブルが発生したという問題の場合には、その問題点が思い浮かべやすくなるし、返答もしやすくなる。ARPテーブルどの機器が持っているか、デフォルトゲートはどの機器か、ルーティングテーブルはどの機器が持っているか等を確認しながらネットワーク構成図を確認していこう。
前提条件を見逃さない
 問題文にはなんでネットワーク構成を見直したいのか、どのようなネットワークの問題があるのかなどが記述されている。これらは後々の設問の前提条件として用いられることが多い。
 そのため現状の問題点、改善要望、前提条件などはアンダーラインをひいておいて、後から簡単に見直せるようにしておこう。
通信できなくなる可能性
 NW試験でよく出題される「通信できなくなる」という問題だが、通信できなくなるには様々な理由がある。もしそれらが出題された場合には、以下の可能性を考慮してみよう。
  • 機器の設定がリセットされた
  • 設定が間違っている
  • ブロードキャストストームが発生した
  • 経路に異常がある
  • サブネットが異なる
  • デフォルトゲートが設定されていない
  • 認証されていない
  • LANケーブルを挿すポートを間違えた
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  • 最終更新:2017-06-04 23:43:08

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